はじめに
Cloud Firestoreを始めFirebaseのサービスを使えるようにするためには、Firebaseにプロジェクトを追加し設定する必要があります。 ここではFirebaseにプロジェクトを追加しFlutterプロジェクトでAndroidとiOSでFirebaseを使えるようになるまでの設定方法を見ていきたいと思います。
Firebaseにプロジェクトを追加
こちらのURL(https://console.firebase.google.com/)を開き、プロジェクトを追加します。今回の場合はsd-2019-04-flutter
というプロジェクトを追加しました。
AndroidでFirebaseを使えるようにする
AndroidでFirebaseを使えるようにするためには、google-services.jsonというファイルをダウンロードし、Flutterプロジェクトに追加する必要があります。
google-services.jsonをダウンロードする
そのためにはまず、Firebaseのプロジェクト設定からアプリをAndroidアプリを追加する必要があります。
ドロイド君のアイコンをクリックしてください。
すると、Androidパッケージの入力が求められますので、パッケージを入力します。
パッケージ名を確認するには、Flutterプロジェクトの android/app/build.gradleファイルを開き、applicationId
を探してください。その設定値がパッケージ名になります。
パッケージを入力したらgoogle-services.json
がダウンロードできるようになりますので、ダウンロードしてください。
Flutterプロジェクト(Android)でセットアップする
Flutterプロジェクトにgoogle-services.jsonを格納する
Flutterプロジェクトルート/android/app
以下に格納してください。
build.gradleファイルを編集する
Flutterプロジェクトルート/android/
にある build.gradle
ファイルを開いて、google-serviceプラグインを追加します。
dependencies {
classpath 'com.android.tools.build:gradle:3.2.1'
classpath "org.jetbrains.kotlin:kotlin-gradle-plugin:$kotlin_version"
classpath 'com.google.gms:google-services:4.1.0' // ←この行を追加
}
次にFlutterプロジェクトルート/android/app
にある build.gradle
ファイルを開いて、最下行に下記を追記してください。
apply plugin: 'com.google.gms.google-services'
これでAndroidに関してはFirebaseのセットアップは終了です。
iOSでFirebaseを使えるようにする
iOSでFirebaseを使えるようにするためには、GoogleService-Info.plistというファイルをダウンロードし、Flutterプロジェクトに追加する必要があります。
GoogleService-Info.plistをダウンロードする
そのためにはまず、Firebaseのプロジェクト設定からアプリをAndroidアプリを追加する必要があります。
iOSと書かれたアイコンをクリックしてください。
すると、iOSのバンドルIDの入力が求められますので、バンドルIDを入力します。
バンドルIDを確認するには、XcodeでFlutterプロジェクトを開いて確認するのが簡単だと思います。
XcodeでFlutterプロジェクトを開くには、Android Studioを使っている場合、Toolsメニューから開くことができます。
dartファイル(例えばmain.dart)を開いている状態で、Tools->Flutter->Open iOS module in Xcode
をクリックしてください。
Xcodeが開いたら、左側のProject NavigatorのRunner
を選択すると右側にBundle Identifier
という項目があるのでその設定値がバンドルIDになります。
バンドルIDを入力する画面に戻って、バンドルIDを入力してアプリを登録します。その後、GoogleService-Info.plist
がダウンロードできるようになりますので、ダウンロードしてください。
Flutterプロジェクト(iOS)でセットアップする
FlutterプロジェクトにGoogleService-Info.plistを格納する
上記でも書きましたが、XcodeでFlutterプロジェクトを開いてください。
Project NavigatorでRunner/Runner
以下にGoogleService-Info.plist
ファイルを追加してください。
これでiOSに関してFirebaseのセットアップは終了です。
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